英国スポーツカー、2020年までに生産6割増加…英自工会見通し

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右からアストンマーティン、TVR、マクラーレンと各社の首脳
右からアストンマーティン、TVR、マクラーレンと各社の首脳 全 2 枚 拡大写真

英国自動車工業会は10月17日、英国内のスポーツカーメーカーの生産台数が、2020年までに60%増えるとの見通しを発表した。

この見通しの対象となっているのは、アストンマーティン、マクラーレンオートモーティブ、TVRなどの英国のスポーツカーメーカー。これらのスポーツカーに対しては、世界的な需要が増しており、2020年までに生産台数が6割増加することが見込まれるという。

英国のスポーツカーメーカーは2012年以降、生産量が25%増加。そのため、英国自工会は生産量が2020年までに、現在の3万2000台から5万2000台へ増えると予測した。生産された車両の65%がEU、米国、中国、日本、中東を含む世界市場に輸出されており、英国製スポーツカーに対する需要は根強い。

また、各社は投資にも積極的。アストンマーティンとTVRは、英国ウェールズに新工場を建設。2019年には新型スポーツカーやSUVの生産を開始する計画だ。マクラーレンオートモーティブも、ハイパーカーと新型スーパーカーの開発計画を公表したばかり。

英国自工会のCEO、Mike Hawes氏は、「英国のスポーツカーメーカーは、世界をリードする製品を作り、先駆的な次世代技術を実用化してきた。これを継続するためには、関税、市場アクセス、車両の設計、生産および認証、熟練労働者の移動に関する規則を含む英国の将来の取引関係について、確実性が必要」と、英国のEU離脱後を視野に入れた発言を行っている。

《森脇稔》

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