地下鉄博物館の地下鉄第1号車が車内公開---重文指定後初 11月3-5日

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地下鉄博物館で保存されている旧1000形の1001号。
地下鉄博物館で保存されている旧1000形の1001号。 全 2 枚 拡大写真

公益財団法人メトロ文化財団が運営する地下鉄博物館(東京都江戸川区)は、11月3~5日に旧1000形1001号車内の特別公開を実施する。

1001号は、現在の東京地下鉄(東京メトロ)のルーツである東京地下鉄道が、1927年12月、東京都台東区内の上野駅~浅草駅間に日本初の地下鉄を開業させた際に登場した1000形10両のうちの1両。難燃性を考慮した鋼製車体やATS(自動列車停止装置)の搭載など、当時としては画期的な車両だった。

旧1000形は最終的に21両が製造され、銀座線の主力車両として活躍したが、1975年に形式消滅した。第1号車である1001号はひと足早く1968年に引退し、翌年には、かつて東京都千代田区神田須田町にあった交通博物館に寄贈。1986年には地下鉄博物館での展示が始まっている。

その1001号は、今年3月、日本初の地下鉄用車両としての歴史的価値が評価され、鉄道用の電車としては初めて国の重要文化財に答申、9月15日付けの官報で正式に重文指定された。以来、歴史的価値のある文化財を保護する目的から、側扉を閉鎖して車内を非公開としていた。

今回は、11月3連休に、重文指定後初めて車内が公開されることになった。公開時間は各日10~12時、13時30分~15時30分。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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