【レクサス LS 新型】豊田合成、グリップセンサー付きハンドルを国内で初開発…電波暗室も導入

自動車 テクノロジー 安全
グリップセンサー付きハンドル
グリップセンサー付きハンドル 全 4 枚 拡大写真

豊田合成は10月20日、現状の高度運転支援システムに対応した「グリップセンサー付きハンドル」を国内メーカーとして初めて開発したと発表した。トヨタ自動車と共同開発した新製品はレクサス『LS』新型に搭載されている。

【画像全4枚】

自動ブレーキや車線維持走行などを備える高度運転支援システム搭載車両では、ハンドル保持が必要。今回開発したグリップセンサー付きハンドルは、リング部にセンサーを内蔵し、ハンドル保持状態を高い精度で検知できる。また、ハンドルを暖めるヒーター機能も搭載。通常ではヒーターとセンサーの各エレメントが必要となるが、2つのエレメントを世界で初めて一体化することで、軽量化にも寄与している。

また豊田合成は、今後の自動運転技術の進展に対応した付加価値の高いモジュール製品の開発に向けて、同社美和技術センター(愛知県あま市)に「電波暗室」を導入した。

自動運転の進展に伴って電子部品の搭載数が増えると、電磁波の相互干渉の防止が重要になる。電波暗室は、外部の電磁波を遮断するとともに内部での電磁波の反射を抑制し、製品から発する電磁波の周波数帯域や強さを正しく測定できる設備。同社の電波暗室は、複数の製品から各方向に出る幅広い性質の電磁波を同時に計測できる最新型の設備で、多数の電子部品を搭載した製品の信頼性を向上させる。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱自動車の営業利益81%減、赤字92億円 2025年度上半期決算
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. トヨタ『ハイラックス』新型、11月10日にタイで世界初公開へ
  5. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る