ダイムラーの実質利益は14%減、ディーゼル案件が影響 第3四半期決算

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ドイツの自動車大手、ダイムラーは10月20日、2017年第3四半期(7~9月)の決算を明らかにした。

同社の発表によると、メルセデスベンツなどグループ全体の第3四半期の売上高は、408億ユーロ(約5兆4590億円)。前年同期に対して、6%の増加。

一方、第3四半期の調整後のEBIT(利払い・税引き前利益)は、34億5800万ユーロ(約4630億円)。前年同期の40億3700万ユーロに対して、14.4%減少している。

実質利益が14.4%減と2桁の落ち込みとなったのは、ディーゼル案件の影響。ダイムラーは2017年7月中旬、欧州市場で販売されたメルセデスベンツなどのディーゼル車、およそ300万台を無償修理すると発表。この無償修理の費用として、約2億2000万ユーロを計上したのが、収益を圧迫する要因となった。

ダイムラー取締役会の財務担当、Bodo Uebber取締役は、「持続可能な収益性と長期的な競争力を維持するためには、機敏で柔軟性があり、継続的に発展させることが不可欠」と述べている。

《森脇稔》

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