【東京モーターショー2017】レクサス、クルマだけではなくライフスタイルの提供も目指す

自動車 ニューモデル モーターショー
レクサスのブース
レクサスのブース 全 7 枚 拡大写真

トヨタ自動車の高級車ブランドであるレクサスは、世界初公開のコンセプトモデル『LSプラス』をはじめ、特別仕様車の『GS F』『RC F』、発売したばかりの『LS500h』など9台の車を展示した。

しかし、そのブースは他社のものとは趣を異にしている。天井からオーロラのように白いカーテンが垂れ下がり、区切られた一角にはクルマとは全く関係のない商品が並んでいる。なんでも白いカーテンはグローバルで統一しており、海外でのモーターショーでも同じようにしているそうだ。

「レクサスは、クルマがブランドが生み出す皆さまの時間や空間が唯一無二の体験となるようなライフスタイルの提供を目指しています、そのために時代を先取りし、新たな驚きと感動を提供することを信念とし、レクサスは常にチャレンジを続けていきます」とレクサスインターナショナルの澤良宏プレジデントは力説する。

区切られた一角の入口には「デザイン・アートカルチャー、テクノロジー・食文化といったライフスタイルの提案を通じた、驚きに満ちたAMAZINGな体験の提供。LEXUSはクルマに留まらない様々な活動を行っています」といった張り紙が貼ってある。

そこには、プロゴルファー松山英樹選手のサイン入りのゴルフバッグや靴、ウェア、そして「レッドブル・エアレース」で年間チャンピオンとなった室屋義秀選手のウェアも飾ってある。そのほか、洒落た食器やカバン、マフラーなどいろいろなものが展示してある。さらによく見ると、商品の間にところどころレクサスのスピンドルグリルをあしらったものがはめ込んである。

レクサスは1989年に米国でスタートし、今年で28年になる。しかし、そのブランド力は“ジャーマン3”と呼ばれるメルセデス・ベンツ、BMW、アウディに比べてまだまだ低い。豊田章男社長も「レクサスにはまだまだストーリーが少ない」と常々話しており、そのストーリーをつくるために様々な試みをやっている。今回の展示の仕方も、その一環と言っていいだろう。

《山田清志》

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