スカイライナーの車椅子スペース2カ所に…京成電鉄、オリンピック見据え

鉄道 企業動向
増設工事完了後の姿。写真左側が従来からある車椅子ペースで、右側が増設分のスペースになる。
増設工事完了後の姿。写真左側が従来からある車椅子ペースで、右側が増設分のスペースになる。 全 3 枚 拡大写真

関東大手の京成電鉄は10月26日、特急『スカイライナー』で運用しているAE形電車の車椅子スペースを増やして2カ所にすると発表した。2018年度中に増設工事を完了させる。

AE形は2010年、京成高砂~成田空港間の成田空港線(成田スカイアクセス)開業にあわせて導入された車両。京成上野~成田空港間の空港アクセス特急『スカイライナー』が京成本線経由から成田スカイアクセス経由に変更され、最高速度160km/hの運転に対応したAE形が64両(8両編成8本)導入された。

車椅子スペースは5号車に1カ所設けられているが、もう一つ増やして2カ所にする。一部の編成は既に増設されており、10月21日から順次営業運転に入った。全ての編成で増設が完了するのは2018年度中の予定だ。

京成電鉄は車椅子スペースの増設について、「2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックを見据え、車内バリアフリー設備の更なる充実を図るもの」としている。

《草町義和》

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