【東京モーターショー2017】EVキッチンカーをミニカー規格で…高山自動車

自動車 ニューモデル モーターショー
Micro freedom
Micro freedom 全 4 枚 拡大写真
EVというと、ことあるごとに充電の手間は航続距離で実用にならないなどと言う人は多いが、EVやモビリティのすべてがクルマの延長にあるとは限らない。モーターショーではあるが、ちょっと変わったクルマを発見した。

高山自動車が出展しているのは『Micro freedom(マイクロフリーダム)』というミニカー規格の電気自動車。スクエアデザインをも超越したアルミ製のコンテナにも見える文字通りのキューブ型ボディ。塗装されていないので“コンテナ感”が半端ない。

しかし、ボディ半分をスライドさせるとミニカー規格のワンボックスカーになり、自走できるりっぱなクルマになる。ヘッドライトやマーカーなども装備されており、原付ナンバーのミニカーとして登録可能だという。主なスペックは以下の通りだ。

乗車定員:1名
全長:2.1m
全幅:1.12m(拡張時1.982m)
全高:1.98m
車両総重量:465kg
航続距離:約35km
最高速度:50km/h
バッテリー:密閉式鉛電池(12V 33Ah×6)
充電時間:8時間程度(AC 100V)
モーター出力:2kW×2(後輪ホイールイン直接駆動)
価格:約500万円(キッチン設備など内装別)

用途はイベントなどに活用できる移動販売車、キッチンカーが考えられる。長距離の移動は考慮されていないが、例えば商業施設内などの移動式店舗や臨時ブース、その他アトラクションなども考えられる。

じつは、高山自動車はモーターショーの出展は4回目になるそうだ。納入実績としては東急不動産が駅ビルの屋上スペースに展開する屋台として5台購入している。

《中尾真二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. レクサス『IS』改良新型、米国はハイブリッドなし..V6ガソリンだけを設定
  4. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  5. ホンダ初のフルサイズ電動バイク『WN7』発表、航続130km…2026年欧州発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る