クラシックカー文化の普及、発展のために…クラシックカー・カナルギャラリー・イン・天王洲開催

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スタンゲリーニ1100S(手前)とOSCA MT4(奥)
スタンゲリーニ1100S(手前)とOSCA MT4(奥) 全 16 枚 拡大写真

日本クラシックカークラブ(以下CCCJ)は11月3日、天王洲アイルキャナルイースト地区(東京都品川区)において、“クラシックカー・カナルギャラリー・イン・天王洲”を開催した。協力は寺田倉庫。

このイベントは、クラシックカー文化の普及、発展のために活動を行うCCCJ設立時からの趣旨に基づき開催されたもので、天王洲アイルは多くの流行を発信する場所として注目を集めていることから選ばれた。

CCCJは国際クラシックカー連盟(FIVA)の日本代表団体としても活動しており、その知見を踏まえたクラシックカーが、20台以上ボンドストリートに展示された。この200mほどの小径であるボンドストリートの名称は保税地域(bonded area)が由来で、昔の倉庫をリノベーションしたショップやレストランが建ち並ぶおしゃれな街並み。クラシックカーがそこに並ぶことで、より一層良い雰囲気が醸し出されていた。

当日展示されていた車両は、1935年のベントレー『3 1/2クーペ』をはじめとした戦前車からランボルギーニ『カウンタック25TH アニバーサリー』まで多岐にわたり、それぞれのクルマの前で記念撮影をしたり、説明書きを真剣に読んだりする若い人の姿が多くみられたことから、クラブの趣旨とともに、クラシックカー文化を次世代へつなげたいという思いが伝わっていたことが感じられた。

さて、近年、こういったクラシックカーの展示イベントでは、むやみにクルマに触れたり、中には乗り込んだりという振る舞いを見受けることがあり、思わず眉を顰めたくなることもあるのだが、今回は全くそういうことはなく、来場者のマナーの良さが、さらに一層イベントの好感度を高めていたようだ。

また、クラシックカー関連ショップの出店のほか、フラワーピース2017も開催され、世界各国代表のミス・インターナショナル70名と地域の方々が創り上げる大きな花絵「インフィオラータ」と、クラシックカーが互いに引き立てあい、通りかかった人たちを含め、多くの来場者の目を楽しませていた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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