VW、新風洞実験センター開設…250km/hの超高速域を再現

自動車 ビジネス 企業動向
VWの新風洞実験センター
VWの新風洞実験センター 全 1 枚 拡大写真

フォルクスワーゲンは11月6日、ドイツに新しい風洞実験センターを開設した、と発表した。

この風洞実験センターは、実際の気候条件を再現して車両をテストすることにより、燃料消費や排出ガスを削減することを目指して開設されたもの。

新しい風洞実験センターの特徴が、最高で250km/hの風速を発生させてテストを行える点。これにより、開発中の車両の超高速域でのエアロダイナミクス性能を追求することができ、燃費や排ガス性能の向上に役立てる。

さらに、世界中のすべての気候や環境的条件下での運転シミュレーションは、マイナス30度からプラス60度の温度で実施することが可能。雨や太陽光に加えて、雪をシミュレートできるトンネルも設けられた。

フォルクスワーゲンは、この新しい風洞実験センターでテストを行うことで、新車開発にかかる期間を短縮させる方針。また、床面積8800平方mの風洞実験センターは、「WLTP」(乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法)に準拠している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. トヨタ RAV4 新型の競合は? 価格帯別にライバルを予想する
  4. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  5. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る