【シトロエン C3 試乗】味気ないクルマには乗りたくない、という人にぴったり…諸星陽一

試乗記 輸入車
シトロエン C3
シトロエン C3 全 12 枚 拡大写真

実用的なモデルが多く、激戦区となっている欧州Bセグメントのなかで、大ヒットモデルとなっていたシトロエン『C3』がフルモデルチェンジした。

【画像全12枚】

新型シトロエンC3は見た目の通り、びっくりするほどのユニークなスタイリングで登場した。丸みを帯びた5ドアハッチバックのシルエットに、特徴的なライトまわり、そして前後ドアに配置されたエアバンプと呼ばれる衝撃緩衝材が貼り付けられている部分だ。

搭載されるエンジンは1.2リットルの3気筒ガソリン、最高出力は110馬力、最大トルクは205Nm。ミッションはコンベンショナルな6速ATが組み合わされている。動力性能はごく普通で、びっくりするような感覚はないが、実用域での使い勝手は十分によく、Bセグにはぴったりの特性といえる。

サスペンションはフロントがストラット、リヤがトーションビームとなる。もちろん、前後ともにコイルスプリングを使っているが、なんとも不思議な乗り心地。ゆったりとしていて柔らかく、シトロエンお得意なハイドロニューマチックを思い出させるフィーリングだ。

もしかしたら、シトロエンだからハイドロサスのようだと感じるのかもしれないが、かつての味付けを上手に再現しているのはなかなかの腕前。柔らかいけどしっかり動いて路面をつかんでいく。サスストロークが長く、初期の動きにフリクションがなく、動き始めるとダンピングが効く、そんな味付けだ。

Bセグという非常に実用性を求められるカテゴリーで、ユニークなアプローチを行ったことで特徴を持たせ、クルマを楽しむというスパイスを効かせたのがシトロエンC3といえる。味気ないクルマには乗りたくない、という人にはぴったりのモデルとなる。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

+ 続きを読む

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 正式発表直前! 日産の“最小コンパクトカー”を捕捉…『トゥインゴ』と兄弟のAセグEV
  2. マルチスズキ『バレーノ』に改良新型、表情を大胆チェンジ…1.2リットル3気筒エンジン搭載で燃費も向上
  3. 【ホンダ CB400スーパーフォア 試乗】VTECの有無はカンケイない! 1万2000rpmまで回してわかった“新世代スーフォア”の本質…青木タカオ
  4. スズキ『ハヤブサ』、ストリートファイター6「ジュリ」仕様の発売が決定! 特設サイト公開、ゲームショウ展示も
  5. 光岡の新型オープン2シーター、写真公開…正式発表は11月26日
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  2. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  3. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  4. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  5. HERE Technologiesの「ロードアラート」、ユーロNCAPの要件に適合…最大1.35ポイント取得可能に
ランキングをもっと見る