メルセデスベンツ『Gクラス』次世代型のプロトタイプが、現行モデルを伴い市街地に現れた。1979年のデビュー以来、初の大刷新と見られているが、現行モデルからどのように進化するのだろうか。
39年振りとなる次世代型は、ボディ・オン・フレーム・シャシーをベースに約200kgの軽量化を図ると言われている。車体の骨格から全面的に刷新されるが、写真を見ての通り、カモフラージュされてはいるものの、プロトタイプの外観・シルエットは現行Gクラスそのものだ。
ボンネットはより低くなり、フェンダーがワイドになっているが、これまで何度も廃止の計画が浮上しながらも、その人気の高さから販売継続されてきたモデルだけに、そのアイデンティティはそっくりそのまま受け継ぐことにしたのだろう。
また独立懸架サスペンションを持ち、トレッドが4インチ(約10cm)拡大されることが予想されている。
パワートレインの詳細は不明だが、新開発の直列6気筒ターボエンジンの搭載が予想されている。スムーズなギアシフトを可能にする「9G-TRONIC」は、上質なスポーツドライビングを実現し燃費も向上。これまでよりオンロードを意識したモデルとなるとレポートされている。
コックピットには、最新のインフォテイメントシステムとツインデジタルディスプレイを装備。最先端の半自動運転技術の搭載も期待出来そうだ。
ワールドプレミアは、早ければ2018年1月のデトロイトモーターショーと噂されている。マグナシュタイアーのオーストリア・グラーツ工場において、現行モデルと平行して生産されると思われる。