電動化や自動運転などの進化を体感…メガトレンド技術試乗会、日立オートモティブが開催

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日立オートモティブシステムズが「第3回メディアデー」に用意したデモ車両
日立オートモティブシステムズが「第3回メディアデー」に用意したデモ車両 全 19 枚 拡大写真

日立オートモティブシステムズは2017年11月、北海道帯広市にある同社の十勝テストコースにおいて、日立グループが取り組む自動運転など、同社の最先端技術を公開する「第3回十勝メディアデー」を開催した。このイベントは一昨年秋の開催に続くもので、その進化のほどに注目が集まった。

【画像全19枚】

同社は自動車用部品の設計・製造を主たる業務とし、カーナビやカーオーディオを担当するクラリオンと同じ日立製作所のグループ会社。このテストコースは2006年11月に取得したもので、同社にとって茨城、神奈川、山梨に続く4個所目。スキッドパッドや低μ路に加え、オフロード登坂路や寒地試験炉などが可能で、その広さは東京ドーム10個分以上にも及ぶ。これにより、様々な環境下での実車走行テストが可能になっている。

日立グループがクルマ社会の課題を解決するカギとしているのは、「電動化」「自動運転」などのメガトレンド技術。これらの先進技術を進化させることこそ、社会へ新たな価値を創造し社会の豊かさを生み出すというわけだ。今回のイベントではその実現へ向けた新技術の体験イベントとなった。特に今回は、これまでの同乗体験が中心だった内容から、デモ車両を実際に運転して体験できる内容へと変更。その意味で、身を以てその進化ぶりを体感できるイベントとなった。

今回行われたイベントで披露された開発中のプログラムは以下の4つだ。
(1)自動運転システム
(2)自動バレーパーキング
(3)自動運転向けHMI
(4)EVシステム

(1)「自動運転システム」で注目だったのは、万が一、基幹機能を失った際にドライバーの安全を確保しつつ、停止へと導くというもの。この事象発生時にはメーター周囲が赤色で点滅し、同時にヘッドアップディスプレイでその状況を告知。減速して停止するまでの状況をドライバーに知らせる役割を果たした。

(2)「自動バレーパーキング」では、日立製作所が実績を持つ鉄道の運行制御技術を応用した遠隔での車両制御技術を披露した。駐車場内ではドライバー不在の完全レベル4を実現し、先行車との間に安全なスペースができるよう待機/走行を繰り返して自動駐車を行った。

(3)「自動運転向けHMI」はクラリオンが手掛けたもので、シート内蔵スピーカーを使ったドライバーへのピンポイント案内や、スピーカーの原理を活用した振動素子を用いて振動の強さを自在に変化させる技術を披露した。

(4)「EVシステム」は、日立オリジナルの制動・駆動制御ロジックを前後2モーターで実現したもので、前後車輪を独立して駆動させ、トルク配分を自在に制御できる。特にワンペダル運転機能による操作を基本とし、急傾斜での完全停止をアクセルオフだけでできたり、登坂時も坂道発進補助機能によってスムーズに走ることを可能とした。

《会田肇》

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