新潟・台湾の同名駅が「姉妹」に…観光交流の促進目指す

鉄道 企業動向
姉妹駅締結の記念画像。関山駅の写真(左:台湾、右、新潟)がデザインされている。
姉妹駅締結の記念画像。関山駅の写真(左:台湾、右、新潟)がデザインされている。 全 3 枚 拡大写真

台湾鉄路管理局はこのほど、台湾の関山駅(台東県関山鎮)と日本の関山駅(新潟県妙高市)が「姉妹駅」になったと発表した。

台湾の関山駅は台東線内の駅。台東線起点の花蓮駅から約120kmに位置し、日本が台湾を領有していた1922年に開業した。現在の駅名になったのは1937年で、戦後の1970年に移転した。移転前の駅舎は現在も保存されている。

日本の関山駅は、えちごトキめき鉄道が運営する妙高はねうまラインの駅。1886年、新潟県初の鉄道として直江津~関山間が開業した際に開設された。かつてはスイッチバック式の駅だったが、国鉄時代の1985年に移転してスイッチバックも廃止されている。台湾鉄路によると、11月10日に姉妹駅提携を締結。えちごトキめき鉄道と台湾鉄路は観光交流を促進し、沿線の活性化を目指す。

日本と台湾の鉄道には、板橋駅(東京都板橋区・台湾新北市)や岡山駅(岡山市・台湾高雄市)など同じ名前の駅が32駅あるとされる。日台の松山駅(松山市・台北市信義区)は2013年10月に友好駅協定を締結した。

同じ漢字圏の中国も、日本の鉄道と同名の駅が多い。新潟県内の場合、新津駅(新潟市秋葉区・四川省成都市新津県花源鎮)や黒井駅(上越市・雲南省禄豊県黒井鎮)が同名だ。

《草町義和》

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