今年のEICMA(ミラノ国際モーターサイクルショー)には、前年を上回る60万人以上の来場者があったが、注目のイベントの1つが「最も美しいと感じたバイクに投票する」コンテストだ。
これはイタリアのバイク誌『Motociclismo』の主催によるもので、今回が13回目となる人気企画。多くのニューモデルが発表され混戦が予想された中、見事1位に輝いたのがドゥカティ『パニガーレV4』だった。ウェブサイトによる投票で、1万6000人以上のバイクファンが選んだ。
『パニガーレV4』は、MotoGPマシンとの共同開発によって生まれた「デスモセディチ・ストラダーレ」90度V型4気筒エンジン(排気量1103cc)を、新開発のアルミ合金製フレームに搭載。
ドゥカティが市販するV4エンジン搭載車は2007年の限定車『デスモセディチRR』以来で、最高出力214psというとてつもないパワーは公道向け市販バイクでナンバー1のスペック。バイクファンらの間で話題のニューモデルとなっている。
混戦の予想だったが投票数は2位と大差をつけ、全得票数の61.17%を占めるという人気ぶり。ショーを締めくくる最終日の11月12日に授賞式が行なわれ、ドゥカティ・デザイン・センター・シニア・デザイナー兼パニガーレV4プロジェクト・デザイナーのジュリアン・クレメントさんがアワードを受け取った。
来年4月には『パニガーレV4』と、上級版の『パニガーレV4S』が日本でも発売される。