【カーオーディオ “取り付け”至上主義】ワイヤリング編 その2…リモートとは?

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ロックフォード・フォズゲートの『T400-2』のサイドパネル。「REM」と表示されている部分が「リモート端子」。
ロックフォード・フォズゲートの『T400-2』のサイドパネル。「REM」と表示されている部分が「リモート端子」。 全 4 枚 拡大写真

カーオーディオ製品の取り付けに関するさまざまなノウハウを解説している当コーナー。先週からは新たな章に突入し、「ワイヤリング(=配線)」をテーマにお届けしている。今週はその2回目として、「リモート」配線について検証していく。

先週はまず、「バッ直」について解説した。「パワーアンプのプラス側の配線をメインバッテリーから直接引っ張る」ことの必要性等々を紹介した。それに引き続いて今回取り上げる「リモート」とは…。

これは、パワーアンプのオン/オフをつかさどる配線である。オン/オフのスイッチを設けなければ、プラス側の電源は常にパワーアンプに流れてくることとなり、簡単にバッテリー上がりが起こってしまう。「リモート」の配線を確実に行えば、それが防げる、というわけだ。

実際には、以下のような作業が行われる。メインユニット側(市販ナビ等)の裏側に設定されている「リモート」端子と、パワーアンプのリモート端子とをケーブルで繋ぐだけでOKだ。そうすると、メインユニットに電源が入ったときにその「リモート端子」から信号が発せられ、パワーアンプ側ではその信号を受け取ると電源がオンになる。

なお、使用しているメインユニットが純正の場合には、「リモート」端子が備わっていないことが多い。というのも、外部パワーアンプを接続する前提に立っていないからだ。その場合はどうすればいいのかというと…。

一般的には、「ACC電源」をどこかしらから分岐させて(どこから取るかはケースバイケース)、「ACC電源」のオン/オフと連動させることが多い。または、「ハイローコンバーター」を使用して、それに設定されている「リモート」端子が活用されるケースもある。

純正メインユニットには「RCA出力」が備わっていないために、外部パワーアンプを使う場合には、スピーカー出力をパワーアンプに接続することになるのだが、そうするためには「ハイローコンバーター」の使用がマスト。パワーアンプに「ハイローコンバーター」が内蔵されている場合も多いが、「リモート」が備わっている「ハイローコンバーター」を使えば便利、というわけだ。

今週はここまでさせていただく。次週も「ワイヤリング」に関した解説を続行する。乞うご期待。

【カーオーディオ “取り付け”至上主義!】第5章 ワイヤリング編 その2「リモートとは?」

《太田祥三》

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