2018年トロロッソ・ホンダのドライバーはガスリーとハートレー

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来季はホンダ製PU搭載となるトロロッソ、ドライバーはガスリーとハートレーに。
来季はホンダ製PU搭載となるトロロッソ、ドライバーはガスリーとハートレーに。 全 5 枚 拡大写真

F1参戦チームのトロロッソが16日、2018年のドライバー布陣を発表した。ホンダ製パワーユニット(PU)を搭載して戦うことになる来季も、今季終盤と同じピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーのコンビで戦う。

レッドブルのジュニアチーム的位置付けにあるトロロッソは、現在ルノー製PUを搭載して戦っている。来季はホンダ製PU搭載に移行し、マクラーレンにかわって“日本代表”的なチームにもなるわけだが、そのドライバーラインアップが決まった。既に今季終盤をトロロッソで戦っている2人のドライバー、ガスリーとハートレーがそのまま“残留”する(今回の発表はトロロッソ側からの発表)。

トロロッソは今季、カルロス・サインツJr.とダニール・クビアトのコンビで開幕から戦っていたが、終盤になってガスリーをテスト的に起用し始めたり、そこにサインツJr.のルノーチーム移籍が重なったりで、ドライバー人事は複雑に動き続けた。しかし第18戦メキシコGPからはガスリー&ハートレーでかたまっており、それがそのまま来季も継続されるかたちになった。

ピエール・ガスリー(#10)は1996年2月7日生まれ、フランス出身の21歳。2016年にGP2(現FIA-F2)のチャンピオンとなり、今年は日本のスーパーフォーミュラにホンダエンジン搭載のチーム無限から参戦、シリーズ2位に。F1には今季第15戦マレーシアGPでデビューした。レッドブル陣営期待の若手有望株である。

ブレンドン・ハートレー(#28)は1989年11月10日生まれ、ニュージーランド出身の28歳。近年はポルシェの世界耐久選手権(WEC)LMP1クラスのドライバーとして活動し、2015年と今年、2度のドライバーズタイトル獲得を果たしている。今年はルマン24時間レースでも優勝。今季第17戦アメリカGPでF1デビューし、F1でもその評価を高めつつある。

2015年に再結成されたマクラーレン・ホンダの当初布陣、F.アロンソ & J.バトンのF1王者コンビに比べれば地味な印象にはなるガスリー&ハートレーだが、期待の若手と耐久の世界チャンピオンという魅力的なコンビだ。来季の飛躍に大きな期待がかかる。

《遠藤俊幸》

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