ジャガー XE 2018年モデルの受注開始…新エンジン導入でラインアップを14機種に拡充

自動車 ニューモデル 新型車
ジャガー XE(2018年)
ジャガー XE(2018年) 全 20 枚 拡大写真

ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、ジャガーのスポーツサルーン『XE』2018年モデルの受注を11月17日より開始した。

2018年モデルでは、設計から生産まで自社で手がけた2リットル直列4気筒エンジン3種類(最高出力200ps、250ps、300ps)を新たに導入。連続可変バルブリフトコントロール(CVVL)、シリンダーヘッド一体型エグゾーストマニホールド、ツインスクロールターボチャージャー、可変流量オイルポンプ、電子制御式サーモスタット、可変クーラントポンプなどの最新技術を採用し、高効率のパフォーマンスを生み出す。このほか、最高出力380psの3リットルV型6気筒スーパーチャージド・エンジン搭載の高性能モデル「S」や、全輪駆動(AWD)モデルを追加した2.0リットル直列4気筒ディーゼルモデル「ピュア」「プレステージ」「R-スポーツ」など、全14モデルをラインアップする。

安全面では、歩行者検知機能が付いた自動緊急ブレーキ(AEB)のほか、サラウンドカメラシステムを強化したフォワードトラフィックディテクション、車線変更時の衝突回避をサポートするブラインドスポットアシストを新たに採用している。また、10.2インチ静電式タッチスクリーンのインフォテインメントシステム「インコントロール タッチプロ」には、運転席と助手席の乗員が同時に異なるコンテンツを見ることができるデュアルビュー機能を搭載する。さらにオプションで通信機能を新たに導入。ドアロックや解除、エアコン操作、走行履歴や車両状態の確認などをスマートフォンで遠隔操作できるほか、緊急時にはスマートロードサイドアシスタンスやSOS緊急コールに繋ぐこともできる。

価格は2リットルガソリンモデル7機種が451万円から707万円、3リットルV8の高性能モデル「S」が839万円、2リットルディーゼルモデル6機種が519万円から598万円。

また同時にコレクターズエディションの第2弾「XE SV プロジェクト8」も受注を開始。ジャガー史上最もパワフルな高性能モデルとなるXE SV プロジェクト8は、最高出力600psを発生する5リットルV型8気筒スーパーチャージドエンジンを搭載し、0-100km/h加速は3.3秒、最高速度約322km/hに達する。ボンネット、バンパー、フェンダー、サイドスカート、フロントスプリッター、リアエアロウィングにはカーボンファイバーを使用。ジャガーの軽量アルミニウム構造と相まって、車両重量を最小限に抑えている。

車高は公道仕様と15mm低いサーキット仕様の2種類を用意する。2シーターのサーキット仕様では、カーボンファイバーレーシングシートをオプション装着でき、シートは4点式コンペティションハーネスで固定。リアシートの代わりに、マルチポイントハーネスのリテンションフープを設置する。公道仕様では、オイスターコントラストステッチを施した4席のエボニーレザーシートを装備。フロントは軽量マグネシウムフレームを採用したパフォーマンスシートを搭載している。

ボディカラーは、スタンダードカラーの「フジホワイト」「ナルヴィクブラック」「カルデラレッド」の3色に加え、オプションで5色のプレミアムカラー「ヴァレンシアオレンジ」「ヴェロシティブルー」「メリベルホワイト」「ヴェルビエシルバー」「サテンコリスグレー」を用意している。

なおXE SV プロジェクト8の世界販売台数は限定300台。早期受注の日本市場割り当て分は完売しているが、今後も世界受注が300台に達するまでは、優先的に英国本社より取り寄せを行う。価格は2181万円。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.3m、通れる車がなくなった都市計画?…東京都世田谷区
  2. 車内が即ネット空間に! 新型USB型Wi-Fiルーターがドライブを変える[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. 「発売はいつ?」ヤマハの新型スーパースポーツ『YZF-R9』、国内導入を待ち望む声続々
  4. 【スズキ ジクサー250 試乗】250ccでダントツにリーズナブル! この手軽さと奥深さはスズキ随一の仕上がりだ…伊丹孝裕
  5. 「最初からこれが欲しかった」レクサスの特別な『LBX MORIZO RR』限定発売に、SNSで反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る