X JAPAN YOSHIKI「サメのようで素敵、野性的な感じ」…アストンマーティン ヴァンテージ 新型の評価

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X JAPANのYOSHIKI氏
X JAPANのYOSHIKI氏 全 20 枚 拡大写真

アストンマーティンは新型『ヴァンテージ』を全世界6か国で同時ローンチ。日本ではアストンマーティン東京ショールームにて行われ、サプライズゲストとしてX JAPANのYOSHIKI氏も登場した。

◇セカンドセンチュリープランの2台目

アストンマーティン史上最大のベストセラーといわれるヴァンテージ。その名称は1951年に『DB2』に高性能エンジンを搭載したクルマが最初だ。その後、『DB4』、『DB5』、『DB6』、『DBS』などの高性能バージョンに名付けられて来ており、「約70年間にわたりヴァンテージはアストンマーティンの最も純粋なスポーツカーとしてその鼓動を刻み続けてきた」とは、アストンマーティンラゴンダリミテッド車両エンジニアリングチーフエンジニアのマット・ベッカー氏の弁。そして、「スリリングなパフォーマンスと、時代を超えて愛される魅力で何世代にもわたって築き上げた評価は垂涎の的だ。それを熱望し、手に入れた喜びは計り知れない」とコメントする。

新型ヴァンテージは、アストンマーティンが進める中期経営計画、“セカンドセンチュリープラン”のもとで誕生したクルマだ。このセカンドセンチュリープランは2015年のジュネーブモーターショーで発表され、7年間で7つのニューモデルを計画。ヴァンテージは『DB11』に続く2台目のクルマとなる。

ベッカー氏は、「セカンドセンチュリープランは思い切った計画だが、現在順調に進行中で、DB11もとても好調なスタートを切っている」と述べる。その結果、「アストンマーティンは今年、すでに黒字転換を実現。ニューヴァンテージはこの成功に更なる躍進をもたらしてくれるだろう」と期待を語る。

◇獰猛、狂暴さを感じさせるエクステリア

「サメのようで素敵だ。野性的な感じがする」とYOSHIKI氏がコメントするヴァンテージのエクステリアは、サーキット専用車の『ヴァルカン』からインスピレーションを得ており、「このクルマを目にしたときに心に浮かぶ言葉は、“獰猛”、あるいは“狂暴”で、この言葉がヴァンテージの全てを表現している」とベッカー氏はいう。

そのデザインは、「過去のヴァンテージと比較しても更にシャープな印象を与える」とし、「アスリート、あるいはまるで肉食獣をも思わせるスタンスをはじめ、サイドストレーキははボディのサーフェス、リアデッキリッドの流れるような上向きの曲線、そして大きなリアデフューザーとの統一感を醸し出している」と説明。

「これらは全て高度に機能をも追求したものであり、ヴァンテージを操るドライバーに高揚感を与える」という。また、「新しいヘッドライトとテールライトにより、路上では見まごうことなきヴァンテージと一目でわかるルックスを実現している」と述べる。

◇現在最終仕上げ中

ヴァンテージに搭載されるエンジンは、メルセデスAMGから提供された4リットルV8ツインターボが搭載され、最大出力は510ps、最大トルクは685Nmを発揮し、ZF製8速オートマチックが組み合わされる。また、走行モードはSport、Sport+、Trackが選べる。

その性能は、0-100km/hを3.7秒、最高速は314km/hと発表された。

ベッカー氏によると、「目下シャシー開発の最後の仕上げ、味付けの作業をチームメンバーと共に推進している。そのドライビングはまさにセンセーショナルなものだ」とその仕上がりに自信を見せた。

価格は1980万円(税抜き)で2018年第2四半期からデリバリーが開始される予定である。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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