長崎電軌の3号系統、11月29日から全面再開…脱線地点の工事が完了

鉄道 企業動向

長崎市内の路面電車を運行する長崎電気軌道は11月22日、3号系統の運行を11月29日の初発から全面的に再開すると発表した。

3号系統は赤迫~蛍茶屋間の7.3kmを結ぶ運行系統。公会堂前交差点で繰り返し脱線事故を起こしており、そのたびに運休している。前回の脱線事故は2016年6月2日に発生し、両方向とも運休。後に赤迫発~蛍茶屋行きは再開したが、蛍茶屋発~赤迫行きは長期運休となった。

長崎電軌は脱線事故が発生した地点のカーブを緩くするなど、抜本的な対策を含む復旧工事を実施。この工事に伴い3号系統の運行体系が変更されており、現在は赤迫~公会堂前間で赤迫行きと公会堂前行きの両方向が運行されている。

このほど「試運転等により運行再開の安全が確認できた」(長崎電軌)ことを受け、11月29日の初発から赤迫~蛍茶屋間の運行が両方向とも再開することが決まった。1年5カ月ぶりに通常運行に戻る見込みだ。

《草町義和》

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