モンテカルロラリーに参戦のスバル 1300G をレストア…当時の色を水性塗装で再現

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント
ラリーに参戦の「スバル1300G」の当時の色を「水性塗装」で完全再現…アクサルタ
ラリーに参戦の「スバル1300G」の当時の色を「水性塗装」で完全再現…アクサルタ 全 5 枚 拡大写真
東京大学とホンダ テクニカル カレッジの学生共同チーム「Team MUSOH」 が、2018年1月末に開催される「ラリー・モンテカルロ・ヒストリック2018」に参戦する。このラリーは、過去にモンテカルロラリーに参加したことのある1955年から1980年までのモデルのみが参加できるレースで、Team MUSOHは、今回のイベントのために「スバル1300G」をレストアし、当時の姿に完全に復元させて参戦する。

実はこのスバル1300Gの塗装は、自動車塗料のグローバル企業、アクサルタ コーティング システムズが提供した「水性塗料」で塗装されているのだ。



このサポートにおいて、アクサルタは1950年から1960年まで販売されていたスバルのオリジナルOEMカラーのサンプルを準備することから始まったという。そのカラーサンプルには、コットンホワイト、キャスレホワイト、プラザホワイトがありました。Team MUSOH のスバルには「キャスレホワイト」が選ばれた。

◆ちなみにレストア前のスバル1300Gはコレだ。




驚くべきことに、アクサルタはスバルの古いOEMカラーのマスターピースを保存していただけでなく、最新技術の水性ベースコート「スタンドブルー」を使ってカラー配合を開発したという。

「弊社の持つ技術を最大限活用ができたことが、昔の色を正確に再現できた要因です」と、このプロジェクトの責任者であり、アクサルタジャパンのAPアカウントマネージャーを務める宮本祐二氏は述べている。

このプロジェクトを進めるにあたり、8月にアクサルタ宇都宮トレーニングセンターで水性塗料の正しい塗装法を習得するためのトレーニングをTeam MUSOHに実施した。Team MUSOHは、9月末には塗装が無事完了し、ホンダ テクニカル カレッジの学園祭でスバル1300Gがお披露目された。



その後、10月には車の改造を済ませ、11月に日本で行われるラリーにテストのため出場し、ラリー・モンテカルロに向けての準備を進めており、スバル1300Gは、12月にはラリーに向けて欧州に輸送されることになっている。



このラリー・モンテカルロプロジェクトは、東京大学とホンダ テクニカル カレッジの学生教育プログラムの一環として行われているもので、両校の学生は、アクサルタのサポートによって貴重な経験を得ることができた。

ラリーに参戦の「スバル1300G」の当時の色を「水性塗装」で完全再現…アクサルタ

《カーケアプラス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. 「これは欲しくなる!」ランチア『イプシロン』のスポーツグレード登場に日本のファンも注目
  3. マセラティが新型車を世界初公開へ、「トライデント」ロゴ誕生100周年を祝う…グッドウッド2025
  4. 父親への贈り物に“16万針の刺繍”で飾ったロールスロイスを…世界に一台の『ファントム・ダンテル』公開
  5. 新型『キックス』ブラジル発売で浮き彫りになった「日産への期待と本音」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る