【新聞ウォッチ】自民党への企業献金番付…1位はトヨタ6440万円、スバルが9位浮上

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トヨタがロサンゼルスモーターショーに出展したSUVコンセプト、FT-AC
トヨタがロサンゼルスモーターショーに出展したSUVコンセプト、FT-AC 全 1 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2017年12月1日付

●OPEC減産延長、来年末まで9か月間(読売・2面)

●シャープ東証1部復帰、7日付、約1年4か月ぶり(読売・12面)

●笹子崩落点検に過失、前社長ら8人書類送検(読売・39面)

●NYダウ2万4000ドル台(朝日・9面)

●SUV激戦利幅大きく、LA自動車ショーきょう公開、利益「EV開発に」(朝日・11面)

●自民への企業献金23億円、伸び率縮小、トヨタがトップ(産経・12面)

●いすゞトラック8万台リコール(産経・26面)

●米塗料大手とTOB、日本ペイント、1兆円規模、最終調整(日経・1面)

●ニュース一言、マセラッティジャパン・ジョパネッリ社長(日経・15面)

ひとくちコメント

総務省が、政党や政治団体などが提出した2016年分の政治資金収支報告書を公表した。それによると、自民党への献金の受け皿となる政治資金団体に対する企業・団体献金は前年比1.3%増の23億2000万円となり、第2次安倍晋三内閣が発足した以降、5年連続で増加したそうだ。

政党本部の収入は自民党が241億3000万円で4年連続トップ。民進党(106億8000万円)の倍以上で資金面の「安倍1強」が鮮明となったという。きょうの各紙も「自民資金も『1強』」(毎日)などの見出しが目立つ。

このうち、産経が経済面で「自民への企業献金23億円、伸び率は縮小、トヨタがトップ」との見出しで取り上げているが、寄付が最も多かった業界団体は日本自動車工業会の8040万円。次いで日本鉄鋼連盟が8000万円、日本電機工業会が7700万円といずれも前年と同額。

個人企業ではトップがトヨタ自動車で6440万円、2位が東レの5000万円、3位がキヤノンの4000万円、4位が住友化学の3600万円と、各社とも献金額は前年に比べて横ばいだが、上位4社が経団連会長を輩出しているのが共通している。

5位以下の企業では、無資格検査問題で揺れる日産自動車が5位で3500万円、SUBARU(スバル)が前年よりも390万円アップして3060万円となり、11位のパナソニック、日立製作所の2850万円などを抜いて9位に浮上した。ホンダは前年並みの2500万円で15位だった。

《福田俊之》

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