トヨタの最新ロボットが決めたポーズは、あの!

自動車 ビジネス 企業動向
かめはめ波のポーズを決めたT-HR3。
かめはめ波のポーズを決めたT-HR3。 全 4 枚 拡大写真

国際ロボット展(11月29日~12月2日)のトヨタブースは、黒山のひとだかり。先日発表されたヒューマノイドロボットの新型「T-HR3」の初舞台を見ようと、たくさんの来場者が集まったのだ。

この第3世代のヒューマノイドロボットでトヨタが重視するのは、家庭や医療機関などで人に寄り添い、生活を安全にサポートするパートナーロボットを目指し、やさしく、しなやかな動きが可能なロボット。そこでイベントでは、そんなT-HR3の柔軟で細やか、バランス感覚に富んだ動きが披露された。

T-HR3は、マスター操縦システムと呼ばれる座席型のコントローラーに操縦者が乗ることで、上半身の動きをウォーミングアップとしてから、手指の柔軟で滑らかな動きを見せると、柔らかいボールを握って、軽く潰してみたり腕の間で転がすようにしてみせる。こうした動作はトルクセンサーを使ったトルクサーボ技術により操縦する人間に反発力として感触が伝わるのだとMCが言う。

続いて大きなブロックを使って細やかな動きを実演。ブロックを積み上げたり、分解したり箱にしまったり。操縦者はVRゴーグルでT-HR3の頭部カメラの視界を共有しているため、細かい作業も難なくこなせるようだ。

最後にマスター操縦システムではなく、あらかじめ入力済みのデータにより様々なポーズを再現。そこではハイキックなど、人間では静止しているのが難しいほどのポーズもピタリと安定させるほどの体幹の強さをアピールした。アニメの「かめはめ波」、ジョジョ立ちと言われるポーズやお笑い芸人の決めフレーズである「トゥース」、「命」といった特徴的なポーズも披露する愛嬌ぶりだ。

イベント時間以外はパーティションで目隠しをするほどの機密ぶりで、大型モニターに映し出されたデモ動画を見せられて待っている人々の期待値も上昇する中、期待以上のパフォーマンスを見せつけてくれたのだった。

《高根英幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る