【ストップ 粗悪修理】骨格部分が未修理のまま!

自動車 ビジネス 国内マーケット
写真3-1
写真3-1 全 5 枚 拡大写真
本記事では、BSサミット事業協同組合・業界問題委員会を中心に収集している他社工場での粗悪修理の事例を紹介していく。

目の届かない部分における手抜き処置や、質の低い作業など、粗悪修理の行われた車両は、命の危険も伴う。今後このような不具合車両が無くなるよう、安全で適切な修理を行うことの重要性を呼びかけていきたい。


◆ケース1:溶接せず未修理!


写真1

整備でお預かりした車両。本来、スポット溶接されるべき骨格パネルが、左右2ヶ所リベット止めされていた。強度の問題など見識を疑う作業内容だ。


◆ケース2:過去の交換作業がずさん!

写真2

右側リヤフェンダーの事故損傷で入庫した車両。交換が必要な損傷を受けていたリヤフェンダーパネルを取り外したら、過去にパネル交換されていたことがわかった。

この交換時に、スポット溶接箇所が完全に固着せず、写真のように、リヤホイルハウスの外側のパネルには錆も発生。過去の交換作業が不完全だった。(写真はBSサミット組合員工場でスポット溶接箇所を修正した後のもの)


◆ケース3:見えない部分の未修理が危険をまねく!


写真3-1
写真ではわかりづらいが、過去の事故で損傷した骨格部位が未修理のままだった車両。特にフロントサイドメンバーという骨格の部分は、過去の損傷で潰れままで、再度、衝撃を受けた時には吸収できないほど危険な状態だった。その他の部位の修理も不完全で、錆びている箇所も散見された。

【ストップ 粗悪修理】骨格部分が未修理のまま!…不完全修復の全貌 その20

《カーケアプラス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る