三井化学、リチウムイオン電池向け電解液の生産能力を増強…中国のEV需要に対応

エコカー EV
三井化学(WEBサイト)
三井化学(WEBサイト) 全 1 枚 拡大写真

三井化学は、台湾プラスチックス社(FPC)との折半出資会社である台塑三井精密化学(FMAC)におけるリチウムイオン電池向け電解液の設備能力増強が完了し、2017年11月より営業運転を開始したと発表した。

リチウムイオン電池は、ノートPCやスマートフォン、タブレット端末の普及に伴い市場が拡大しているが、今後は環境への負荷が小さいプラグインハイブリッド車や電気自動車(EV)の普及が見込まれており、中国を中心にさらなる市場拡大が期待されている。

三井化学はFPCとともに、高品質な電解液の生産設備を建設し、2016年7月から営業運転を開始。今回の増強は、需要拡大が見込まれる中国市場のニーズに対応するためのもの。生産能力は従来の年間1500トンから3倍強となる5000トンとなった。

また、リチウムイオン電池向け電解液は、日本国内でも車載用を中心に市場拡大が見込まれ、三井化学は2017年4月から名古屋工場に年間5000トンの生産設備の営業運転を開始している。同社では、中国および日本における電解液の供給体制の拡充を通じて、モビリティ事業の強化・拡大を進めていく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  4. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る