授乳室やIoT活用の空室表示も…小田急電鉄、新宿駅トイレを全面リニューアル

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リニューアル後のトイレ(女性用パウダーコーナー)のイメージ。丸みを帯びたデザインが用いられる。
リニューアル後のトイレ(女性用パウダーコーナー)のイメージ。丸みを帯びたデザインが用いられる。 全 3 枚 拡大写真
小田急電鉄は12月8日、新宿駅(東京都新宿区)中央連絡口改修工事の進ちょくに伴い、同駅の西口地下改札内トイレを全面的にリニューアルすると発表した。12月15日から使用できるようになる。

リニューアル後のトイレは丸みを帯びたデザインを多用。ブース数を増やし、全ての洋便器に温水洗浄便座を設置する。多目的トイレ2カ所と男女各トイレ内に広めのブースを設ける。

また、授乳室やオムツ替え室、子供用トイレを併設。多目的トイレの機能を分散させる。授乳室は小田急電鉄の駅施設としては初めての設置になるという。調光システムも導入し、四季や昼夜の変化にあわせて照明を変える。

このほか、トイレの空き状況を確認できるよう、小田急電鉄の公式アプリで個室トイレの空き情報を確認できるようにする。トイレ内にも新宿駅構内にある全3カ所のトイレの空き状況が分かる情報ディスプレイを設置する。これらは順次、サービスの提供を開始する予定だ。交通系ICカードなどで施錠・解錠する大型荷物の一時保管装置もトイレ広場に6カ所設置する。

新宿駅は1日平均の乗降人員が世界一の約347万人で、小田急の新宿駅だけでも1日約50万人が乗り降りしている。小田急は「駅の喧騒の中、ひととき安らぎを感じる場所としてのトイレ」をリニューアルのコンセプトにしたとしている。

《草町義和》

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