逸脱してきたトラック装着のクレーンが対向車を直撃

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事故の形態としては「カーブ逸脱を発端とする正面衝突事故」ということになるが、対向車線を順走してきた相手車両を直撃したのは逸脱側トラックの前部ではなく、このトラックに装着され、前方に飛び出していたクレーンのアーム部分だった。

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12日午前4時30分ごろ、岩手県洋野町内の国道45号を走行中の大型トラックが対向車線側へ逸脱、このトラックに装備されていたクレーンのアームが対向してきた別の大型トラックに衝突した。このトラックの運転者が死亡している。

岩手県警・久慈署によると、現場は洋野町種市付近で片側1車線の緩やかなカーブ。大型トラックはカーブ進行中に対向車線側へ逸脱。このトラックに装備されていたクレーンのアーム部分が対向車線を順走してきた別の大型トラック(タンクローリー車)に衝突した。

アームは運転席部分を直撃。順走側トラックを運転していた青森県青森市内に在住する50歳の男性は頭部を強打。意識不明の状態で病院へ収容されたが、回復することなく同日中に死亡した。逸脱側のトラックを運転していた青森県八戸市内に在住する28歳の男性も顔面を打撲するなどの軽傷を負ったが、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑で事情を聞いている。

警察では逸脱側のトラック運転者がハンドル操作を誤ったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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事故の形態としては「カーブ逸脱を発端とする正面衝突事故」ということになるが、対向車線を順走してきた相手車両を直撃したのは逸脱側トラックの前部ではなく、このトラックに装着され、前方に飛び出していたクレーンのアーム部分だった。

《石田真一》

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