山田線の新駅設置、宮古市内の2駅が認可 2018年度末の復旧時に開業

鉄道 企業動向
山田線海岸区間の宮古市内に新設される2駅の位置。
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国土交通省東北運輸局は12月14日、JR東日本から申請されていた山田線宮古駅(岩手県宮古市)~釜石駅(岩手県釜石市)間の新駅設置を同日付けで認可したと発表した。

山田線の海岸区間に当たる同区間は、2011年3月11日に発生した東日本大震災により、壊滅的な津波被害を受けたことから運休が続いていたが、2018年度末に運行再開できる見込みとなり、同時に三陸鉄道への移管が予定されている。

新駅はそのことを機に設置されるもので、宮古市内の磯鶏(そけい)駅~津軽石駅間に「八木沢」駅(岩手県宮古市八木沢第一地割1番3)、津軽石駅~豊間根駅(岩手県山田町)間に「払川(はらいかわ)」駅(岩手県宮古市津軽石第13地割336番3)がそれぞれ設置される。駅名はいずれも仮称。

八木沢駅が設置される八木沢地区には、岩手県立大学宮古短期大学部や八木沢団地があり、災害公営住宅も整備されていること、払川駅が設置される払川地区は、近年、新築住宅の増加で世帯数・人口が伸びていることから、新駅の設置により山田線の利用者増が見込まれるとしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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