ドライバーの顔を見守り、必要なら警告…オムロンソーシアルソリューションズが提供へ

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ドライブカルテ取り付け例
ドライブカルテ取り付け例 全 2 枚 拡大写真

オムロンソーシアルソリューションズは、ドライバーが運転に集中できている状態かを判断する、ドライバー安全運転管理サービス「ドライブカルテ(DriveKarte)」を物流・公共交通などの事業者向けに、来春より提供を開始する。14日、発表した。

オムロンソーシアルソリューションズは、オムロンの子会社として社会システム事業を担う。ドライブカルテは「ドライバー見守り車載センサー」を実用化したもの。オムロン独自の顔画像センシング技術「OKAO vision」と時系列ディープラーニング技術を組み合わせ、ドライバーが運転に集中できる状態かを判断するセンサーだ。

ドライブカルテは、ドライバーの居眠りや脇見などを検知し、集中度が低下している場合にドライバーに警告する。また、車両の走行状態とドライバーの運転集中度をデータ化し、安全運転指標として事業者に提供することで、ドライバーの教育支援としても活用できる。

ドライブカルテでは、センサーを既存の車両に取り付け、車両の走行状態とドライバーの運転集中度の両面から安全運転をサポートする。センサーがドライバーのまぶたの開閉や顔の向きを検知し、居眠りや脇見などドライバーの運転集中度が低下している場合は警告音でドライバーに注意を促すとともに、運行管理者にメールで通知する。

急加速や急ハンドル、速度超過など車両の走行状態を検知し、データをもとに運転集中度指標と走行リスク指標として事業者にレポートする。事業者はこれらの指標を活用し、ドライバーの安全運転指導に役立てる。

提供予定のサービス内容は運転集中度指標と走行リスク指標。運転集中度指標は、注意力、前方確認、運転姿勢、右左折時確認などの状況から、運転集中度を総合評価し5段階レベルで提示する。走行リスク指標は、急発信、急加速、急減速、速度超過、急ハンドルなどの状況から、走行リスクを総合評価し5段階レベルで提示する。さらに生体情報を諸元とした運転者健康指標も今後追加予定だという。

《高木啓》

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