三菱 パジェロスポーツ、ロシア市場回復で現地生産を再開

自動車 ビジネス 海外マーケット
三菱パジェロスポーツ
三菱パジェロスポーツ 全 1 枚 拡大写真

三菱自動車は、ロシアのPCMA Rus カルーガ工場でミッドサイズSUV『パジェロスポーツ』の現地生産を再開、12月15日に記念式典を開催した。

三菱自動車は2013年7月、PSAプジョーシトロエンとのロシア合弁車両組立工場であるPCMA Rusにて、パジェロスポーツの生産を開始。しかし、ロシアの経済危機による自動車市場の低迷もあり現地生産を停止。過去2年間、パジェロスポーツはタイから輸入販売していた。

ロシアの自動車市場は、2017年4月から7月の4か月間で前年同期比14%増加するなど急速に回復し、同期間における三菱自動車の販売も19%増を記録するなど、好調を維持。同社はラインアップ拡充を目的に、パジェロスポーツの現地生産再開を決定した。

記念式典には、カルーガ州政府の代表者、PCMA Rusの田口功副社長、三菱自動車の現地販売会社であるMMC Rusの関係者などが出席。MMC Rusの中村直哉社長兼CEOは 「ロシアの自動車市場回復により、今年は既に販売台数が大幅増となっている。パジェロスポーツの生産再開で市場における当社の地位を強化するほか、保証期間を5年に延長した新価格でパジェロスポーツをミッドサイズSUV市場におけるユニークな存在としたい」とコメントした。

パジェロスポーツは、「インバイト 6MT」、「インテンス 8AT」、「インスタイル 8AT」、 「アルティメット 8AT」のディーゼル車4モデルを現地生産化し、従来の全ラインアップを継続販売。さらにインバイト 6MTにもタイヤの空気圧をモニターするTPMSや、キーを取り出すことなくドアの開閉およびエンジン始動が可能なKOSを新たに装備する。

カルーガ工場は2009年に設立され、建屋面積は12万5000平米で年間の生産能力は12万5000台。三菱自動車のミッドサイズSUV『アウトランダー』のほか、PSAグループ向けの複数の車種を生産している。また、現地生産再開のために、カルーガ工場では440人の従業員を雇用し、2018年初頭から2直の生産体制を敷く計画だ。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
  2. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  3. 「4気筒1000ccツアラーは神」ホンダの新型スポーツツアラー『CB1000GT』初公開に、「ほぼパーフェクト」など絶賛の声
  4. スズキ『キャリイ』『スーパーキャリイ』、フロントと内装デザイン一新…改良新型の先行情報を公開
  5. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る