トヨタ、2025年に全車種電動グレード設定…2030年に550万台以上の販売目指す

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トヨタ自動車は12月18日、2020年代~2030年までの電動車普及に向けたチャレンジを公表。2030年に電動車の販売550万台以上、電気自動車(EV)・燃料電池自動車(FCV)は100万台以上を目指すと発表した。

トヨタは、「地球温暖化」「大気汚染」「資源・エネルギー問題」という地球環境問題に真剣に取り組んでおり、これらの社会課題の解決のためには、車両の電動化が不可欠であると考えている。2015年10月に発表した「トヨタ環境チャレンジ2050」では、2050年にグローバルでの新車平均走行時のCO2排出量を、2010年比で90%削減する「新車CO2ゼロチャレンジ」を設定。今回の電動車普及に向けたチャレンジは、その達成に向けた中長期施策の一つだ。

具体的な目標としては、2030年にグローバル販売台数における電動車を550万台以上、EV・FCVは合わせて100万台以上と設定した。また、2025年頃までに、ハイブリッド車(HV)・プラグインハイブリッド車(PHV)・EV・FCVといった電動専用車およびHV・PHV・EVなどの電動グレード設定車を拡大。グローバルで販売する全車種を電動専用車または電動グレード設定車とし、エンジン専用車はゼロとする。

EVについては、2020年以降、中国を皮切りに自社開発の量産型EVを本格導入。以降、トヨタ・レクサス両ブランドでグローバルに10車種以上に拡大し、2020年代前半には日本、インド、米国・欧州にも順次導入する。FCVは、2020年代に乗用車・商用車の商品ラインアップを拡充。HVはトヨタハイブリッドシステムを高性能化するとともに、ハイパワー型、簡易型など多様なハイブリッドシステムを開発し、多様なニーズに合わせて商品ラインアップを拡充。PHVは、2020年代に商品ラインアップを拡充する。

《纐纈敏也@DAYS》

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