クルマの中で"ハイレゾ音源"を楽しもうとするならば、クラリオン『Full Digital Sound』で決まり!?

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Clarion『Full Digital Sound』
Clarion『Full Digital Sound』 全 9 枚 拡大写真

"ハイレゾ音源"の普及が加速している。カーオーディオにおいてもしかりだ。手持ちのスマートフォンやデジタルオーディオプレーヤーを車内に持ち込むスタイルから、"ハイレゾ音源"の再生に対応したAV一体型カーナビを活用する方式まで、楽しみ方の選択肢が増えている。

もちろん、どのようなスタイルで楽しんでもいいのだが、今回クローズアップするのは、Clarionの『Full Digital Sound』。これを使うと、"ハイレゾ音源"の魅力がひと味違ってくる。その心を解説しながら、カーオーディオにおける"ハイレゾ音源"再生の最新事情も紐解いていく。これからクルマの中でも"ハイレゾ音源"を満喫したいと考えている方は特に、本記事を要熟読!

■クルマの中で"ハイレゾ音源"を満喫するためのポイントとは…。

さて、"ハイレゾ音源"をクルマの中でも聴こうとするなら、可能な限りより良いコンデションで楽しみたい。"ハイレゾ音源"の利点は言うまでもなくCDに比べて「音が良いこと」。その利点をいかに引き出せるか、そこがポイントとなってくる。

ところで、カーオーディオでは、良い音を得るための重要項目がいくつかあるが、特に影響が大きいのは以下の2点だ。1つは、音の出口である「スピーカーのクオリティ」、もう1つは、「音楽信号を詳細に操れるか否か」。

前者がポイントとなる理由については、多くを語る必要はないだろう。もちろん、パワーアンプやセンターユニット、そしてケーブルや電源、さらには取り付け方に至るまで、音に作用する要素は多々あるが、その中においてスピーカーに何を使うかは、非常に大きな問題となる。音の出口の性能は、結果に及ぼす影響が多大なのだ。

それと同じく、「音楽信号を詳細に操れるか否か」も重要だ。クルマの中はリスニングルームとしてよろしくない要因がいくつかあるが、コントロール機能をシステムに組み込めば、それらへの対処が可能となる。良くないとされるポイントは主に2つ。1つはすべてのスピーカーから等距離の場所にリスニングポジションを取れないこと、もう1つは、音の反射や吸収の影響により音響特性が乱れがちであること。これらを改善できれば、聴こえ方がガラリと変わる。

というわけで、"ハイレゾ音源"をより良い音で楽しもうとするときにも、「スピーカー選び」と「コントロール機器」選びがポイントとなってくるのだが…。

■『Full Digital Sound』は入力系統が多彩。"ハイレゾ"対応力で頭1つ抜けている。

しかしながら「スピーカー」にしても「コントロール機器」にしても、選択肢は相当に多い。何が良いかは好みの問題となるわけだが、その中において、Clarionの『Full Digital Sound』は、有力な候補の1つとして浮上する。

第1の理由はズバリ、「ソースユニットの対応能力が高いから」だ。『Full Digital Sound』には、入力系統が多彩に用意されている。通常のRCA入力(アナログ入力)はもちろん、RCA出力を持たないセンターユニットを接続可能とするハイレベルインプットも装備。このあたりは標準的な仕様であるが、それらに加えてデジタル入力を3系統持っていることが最大の強みだ。デジタルコアキシャル入力、デジタルオプティカル入力、そしてUSB、以上の3つを備えている機器はそうそうない。

"ハイレゾ音源"を車内で楽しむためには、それが再生可能なソースユニットを接続する必要がある。現在は、"ハイレゾ音源"を再生可能なスマートフォンを含めたポータブルデジタルオーディオプレーヤー(以下、DAP)が普及している。こういった機器を持っているならば、それをカーオーディオメインユニットに接続すれば、その音声をカースピーカーで聴けるようになる。

ちなみに、もっともシンプルな接続方法は、DAPのヘッドフォン出力端子とカーオーディオメインユニットのAUX端子とをピンケーブルでつなぐこと。しかしながら音楽信号を詳細に操ろうとするならば、DAPをデジタル接続したくなる。コントロール機器であるプロセッサー内部では、音楽信号はデジタル処理されるので、"ハイレゾ音源"の信号もデジタルのままで取り込んだほうが、むしろ状況はシンプルなのだ。

ところが、DAPはデジタル出力端子のタイプが実にさまざま。すんなりと接続できないケースも多々ある。でも『Full Digital Sound』ならば、態勢が整っている。汎用性の高さが、頭1つ抜けているのだ。

■『Full Digital Sound』ならば音も確か。しかもコスパが高い。

その上でClarion『Full Digital Sound』は、スピーカー、および、コントロール機能がともに優秀だ。上を見ればキリがないのがオーディオの怖いところでもあり、高級品はあまたあるが、『Full Digital Sound』はとにもかくにもコスパが高い。ミニマムな本格カーオーディオシステムを導入しようと考えると、フロント2ウェイスピーカー、デジタルプロセッサー、そしてパワーアンプが必要となるが、『Full Digital Sound』では、『Z3』(フルデジタルサウンドプロセッサー(サウンドプロセッサー/ツィーター/コマンダー)と『Z7』(フルデジタルスピーカー)の2つを導入すればOKだ。そしてこの合計金額は21万2000円(税抜)である。

最近はパワーアンプを内蔵したデジタルプロセッサーにリーズナブルな良品が増えてきたので、それにスピーカーをプラスしても同程度の予算で収まるケースもあるが、単体プロセッサーと外部パワーアンプ、さらにはある程度優秀なスピーカーを導入しようとするならば、とてもこの金額では収まらない。しかし『Full Digital Sound』ならば、そういった本格仕様の組み合わせと比べても、肩を並べられるクオリティがある。
さらには、『Full Digital Sound』にはこれならではの強みもある。それは、「省電力」、「省スペース・省重量」。エコカー時代の昨今、オーディオシステムにおいても電力消費が少ないことは嬉しい利点だ。そしてパワーアンプが必要ないので(サブウーファーを鳴らすにしてもパワーアンプは必要ない)、インストールスペースが取られたり極端に重量増になることもない。

これらのメリットは、"ハイレゾ音源"の再生において音に効いてくる要素ではないが、先進のリスニングスタイルを先進のシステムで楽しむというところに"粋"があると思うのだが、いかがだろうか。

■ソースユニットとして"車載専用機"を使うと、利便性が一気に向上!

ここまでは、"ハイレゾ音源"を聴くための機器としてスマートフォンを含めたDAPが普及していることを踏まえ、それを車内に持ち込むという前提で考察してきたが、実はおすすめしたい方法は他にもある。

それは、「"ハイレゾ音源"を"車載専用機"で再生する」というものだ。そうすることで、使い勝手が圧倒的に向上する。選曲操作をしようと思ったとき、運転中のDAPの操作は結構困難。しかしながら"車載専用機"であれば、ステアリングリモコンでも操作が可能になるケースも多い。そうでなくても画面が大きく、ハードキーも触感である程度種類を判別できる。

というわけで、Clarion『Full Digital Sound』で"ハイレゾ音源"を楽しもうとする場合にも、Clarionカーナビの最新モデル、『Quad View ナビゲーション NXV977D』を組み合わせると、利便性が一気に向上する。

なお『NXV977D』は、デジタル音声出力を持っている。これが備えられている理由は、『Full Digital Sound』に音声をデジタル出力するため、に他ならないが、これがあることで、別の使い方も可能となる。それは、「他社のハイエンドデジタルプロセッサーと接続する」、というものだ。

とことんハイエンドを追求しようとする愛好家の間では、"ハイレゾ音源"を楽しもうとするとき、高級DAP+ハイエンドプロセッサーを核としてシステム構築されることが多くなっている。そういったシステムに『NXV977D』を組み込むと状況が一変する。車載機のみでハイエンド"ハイレゾ"システムが完成するのだ。『NXV977D』は、ハイレゾ音源再生可能なデジタルオーディオプレーヤーとしても評価が高い。操作性を重んじて当機をチョイスするというのも、大いに"アリ"なのだ。

いかがだったろうか。"ハイレゾ音源"をすでに楽しんでいる方も、これから楽しもうとしている方も、クルマの中でもこれを堪能しようと思ったときには、Clarion『Full Digital Sound』並びに『NXV977D』があることを、くれぐれもお忘れなきように。先進のシステムによって、良い音で、そして利便性高く、"ハイレゾ音源"を楽しめる。

クルマの中で"ハイレゾ音源"を楽しもうとするならば、Clarion『Full Digital Sound』で決まり!?

《太田祥三》

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