車で出かける前にチェック!…雪道の側溝やディーゼル燃料の凍結に注意

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JAFによる雪上制動試験
JAFによる雪上制動試験 全 2 枚 拡大写真

JAF(日本自動車連盟)が、帰省など車の使用が増える年末年始、出かける前に確認すべきポイントをまとめて発表している。

■救援理由で最も多いのはバッテリー上がり
■落輪・落込が増加
■タイヤチェーンなどを事前に準備
■燃料切れに注意
■ディーゼル燃料の凍結

■救援理由で最も多いのはバッテリー上がり……気温が低いとバッテリーの能力が低下し、発生しやすくなる。バッテリーは使用環境によって劣化の進み方が変化するので、JAFではカーディーラー、ガソリンスタンド、カーショップなどでのチェックすすめている。

■落輪・落込が増加……2016年度のロードサービス救援件数(四輪)は、溝などにタイヤが落ちてしまう落輪・落込が12・1月では2万件を超過し、救援理由の構成比約10%を占める。前後の11月は1万4263件、2月は1万8651件だ。積雪時は道路の側溝が雪に隠れている場合があるので注意されたい。

■タイヤチェーンなどを事前に準備……外出先で思いがけず積雪や凍結に遭うこともある。JAFの実験ではノーマルタイヤで雪道を走行すると、ブレーキ制動距離がスタッドレスタイヤより1.7倍も長くなった。

■燃料切れ……JAFでは、長距離ドライブの際には早めの給油を呼びかける。高速道路上では、ガソリンスタンドがない区間が長かったり、夜間閉店の場合もある。

■ディーゼル燃料の凍結……ディーゼルエンジンの燃料として使用される「軽油」の凍結にも注意が必要だ。比較的温暖な地域で販売されている軽油を入れた車が、気温が低いスキー場などに長時間駐車した時などには、軽油の流動性が失われ、燃料が噴射できずにエンジンがかからなくなることがある。こういった軽油の凍結を防ぐには、現地で寒冷地用の軽油を給油するとよい。ガソリンは凍結する心配はないそうだ。

昨季の年末年始期間(2016年12月30日~2017年1月3日)、JAFが出動した件数は4万0122件で、平均すると約10.8秒に1件の割合となる。2016年度年間では約13.2秒に1件だった。

《高木啓》

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