ポルシェ『911』次世代型のオープンモデルとなる、『911カブリオレ』がついにルーフをオープンにした状態で姿を見せた。そのグラマラスなヒップも露となっている。
ペイントなどで偽装する他メーカーと異なり、ポルシェのプロトタイプはダミーパーツやパネルでボディを隠すため、生産モデルとの識別がとても困難だ。しかし今回捉えた開発車両の姿からも進化するボディの一端が見てとれる。
「992型」となる次世代型では、ホイールベースは延長されるが、全長は変わらないと思われる。リアビューでは左右テールライトを結ぶLEDストリップライト、ワイドになったトレッドなどが確認できる。ラジエーターグリルのセンターと右の小さなレーダーは、新開発の運転支援システムのものだろう。
またドアノブにも注目したい。996型の5代目911(2002年~2004年)以来となる、「フラップタイプ」のドアノブが採用されている。
パワートレインは、3リットル水平対向6気筒ターボエンジンを搭載予定で、最高出力は390ps程度が予想されている。
室内では、『パナメーラ』新型から流用される高解像度ディスプレイ、タッチセンシティブコマンドを搭載。タコメーター以外デジタル化されるインストルメントクラスターとなる。
911カブリオレのワールドプレミアは、2018年後半が予想されている。