ヴァレオ、「スマートフォンは生活の一部」…CES 2018でクルマとスマホが繋がる生活を強調
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フランスの自動車サプライヤー、ヴァレオは、自動運転技術に欠かせないセンサー類などを主に生産している。カンファレンスでは、ヴァレオ・ノースアメリカのチーフ・テクニカル・オフィサーであるJames Schwyn氏が登壇。ヴァレオのビジョンを紹介した。
ヴァレオは「3つの自動車革命(3 Automotive Revolutions)」と名付け、「電動化」「デジタルモビリティ」「自動運転」の3つを紹介。中でも「デジタルモビリティ=スマートフォンとモビリティの連携」に力を入れた紹介が行われ、Schwyn氏は「スマートフォンが我々の生活の一部になっている」と強調。終始スマートフォンを片手にカンファレンスは進められた。紹介された技術はバレー・パーキング(クルマが無人で駐車場所を探し駐車する技術)のような目新しい技術ではなかったものの、ヴァレオはこれらの操作がスマートフォンから手軽にできることを動画の中で実生活に例えて紹介。スマートフォンとクルマの連携が強固なものになることをオーディエンスに印象付けた。
スマートフォンが本格的に普及し始めておよそ10年。そういった意味では、今後の10年で人々の生活がどのように変化するのか想像するのは難しいかもしれない。それでもヴァレオは、スマホ(またはスマホのような新しいデバイス)が常に人とともにあり、それがクルマと繋がることでより生活が便利になる。そういったビジョンを描いていることが伝わる発表であった。
《関 航介》