『或る列車』の車内見学会を開催…通常なら乗車不可の10歳未満も参加可 1月13日

鉄道 エンタメ・イベント
『或る列車』の外観(上)と内装(下)。見学会当日は、客室乗務員からの説明も行なわれる。
『或る列車』の外観(上)と内装(下)。見学会当日は、客室乗務員からの説明も行なわれる。 全 1 枚 拡大写真

JR九州は1月13日、『或る列車』の車内見学会を長崎駅(長崎県長崎市)1番のりばで開催する。

『或る列車』は、2015年8月から運行を開始したJR九州の観光列車で、キハ47形を改造したキロシ47形2両編成(キロシ47 9176+キロシ47 3505)。

明治末期に私鉄の九州鉄道が発注し、同鉄道の国有化後に引き継がれたものの、日の目を見ることなく消えた、同名の伝説的豪華車両をイメージしたもので、内装にはメープル材やウォールナット材が使われ、大川組子やステンドグラスなど、職人技の意匠が散りばめられている。車内には、明治の『或る列車』の模型の一部も展示されている。

形式名には食堂車を意味する「シ」の文字が付けられ、JRの気動車としては珍しい「キロシ」となっている。これは、車内にスイーツを提供するための厨房設備が設けられているためだ。

『或る列車』は長崎~佐世保間が運行コースに入っていることもあり、今回は、日頃の出迎えや見送りなどに協力している沿線への感謝の意を込めた車内見学会が、長崎で開催されることになった。

見学時間は12時20分頃から13時20分頃まで。通常、『或る列車』には乗車できない10歳未満の子供も見学できる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. BMW『8シリーズ』初代オマージュの「エディション M ヘリテージ」登場、世界限定500台
  3. スズキの人気トールワゴン『ソリオ』開発責任者が語る、「顔だけじゃない」マイナーチェンジの真価
  4. ポルシェ『911』がオフロード車に! 独ルーフが『ロデオ』量産モデルを初公開
  5. ニックネームは“赤いコスモ”、50年前に登場した2代目ロータリースポーツ【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る