中国汽車工業協会は1月11日、中国における2017年の新車販売の結果を明らかにした。商用車と輸出を含めた総販売台数は、前年比3%増の2887万9000台と過去最高。5年連続で2000万台を突破すると同時に、米国を上回り9年連続で世界一となった。
ただし、前年比で3%の伸び率は、2016年の13.7%増を下回り、2年ぶりのひと桁台。中国政府は2017年1月から、小型車に対する減税を縮小。その影響で、新車販売の伸びが鈍化した。
日系メーカーでは、日産自動車が151万9714台と過去最高。日系メーカーの首位を守った。前年比は12.2%増と、5年連続で前年実績を上回る。小型セダンの『シルフィ』とSUVの『エクストレイル』、『キャシュカイ』が好調だった。
ホンダは過去最高の144万1307台と、3年連続の100万台超えで2位に。前年比は15.5%増と、2桁増を維持した。広汽ホンダでは、『アコード』が15万5341台を売り上げ、前年比は15.2%増と回復。東風ホンダでは、『シビック』が新型投入により、前年比95%増の17万6457台と売れている。
3位のトヨタ自動車は、前年比6.3%増の129万0100台。4年連続で100万台を超え、新記録を達成した。2014年夏にモデルチェンジした主力セダンの『カローラ』と、兄弟車の『レビン』の販売が好調だった。