秋田港のクルーズ船連絡列車は2018年度も継続…プラットホームも整備へ

鉄道 企業動向
2018年度も運行されることになった秋田港クルーズ列車。写真は貨物駅の秋田港駅で発車を待つ旅客列車。
2018年度も運行されることになった秋田港クルーズ列車。写真は貨物駅の秋田港駅で発車を待つ旅客列車。 全 1 枚 拡大写真

国土交通省東北運輸局は1月24日、JR東日本に対して、2018年度に運行する「秋田港クルーズ列車」に関わる第二種鉄道事業の許可書を、1月26日付けで交付することを明らかにした。

第二種鉄道事業とは「他人の需要に応じ、自らが敷設する鉄道線路以外の鉄道線路を使用して鉄道による旅客または貨物の運送を行う」事業を言う。JRグループでは、その路線の大半で貨物列車が旅客会社保有の線路を使用して運行されているため、JR貨物が第二種鉄道事業者になるケースが多い。

秋田港クルーズ列車は、秋田港に寄港するクルーズ客船からの下船客を、それまでのバスやタクシーに代わって、8.9km先の秋田駅まで輸送するものだが、秋田港~土崎間1.8kmはJR貨物が保有する路線で、通常は貨物列車のみが運行されていることから、JR東日本ではこの区間で第二種鉄道事業者となり、2018年度も継続して旅客列車を運行するための第二種鉄道事業許可を国土交通省へ申請していた。

前回の運行は、竿灯まつり期間中の2017年8月3~6日に行なわれ、期間中、4両編成の気動車列車が計5往復運行された。この時の秋田港駅は貨物駅のためホームがなく、旅客列車発着の際は、乗降用のタラップが使用されていたが、2018年度の運行に際しては、国の補助金によりプラットホームが整備される模様だ。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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