三菱 デリカ など、7万9000台をリコール…オーバーヒートのおそれ

自動車 テクノロジー 安全
デリカD:5(2011年)
デリカD:5(2011年) 全 2 枚 拡大写真

三菱自動車は1月25日、『デリカ D:5』など3車種の補機駆動ベルト用オートテンショナーに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは、デリカのほか、『アウトランダー』、『ギャラン』の計3車種で、2008年3月20日~2011年12月21日に製造された7万9208台。さらに交換修理用部品が組付けられた可能性がある、2005年10月9日~2008年6月18日に製造された503台、2008年6月1日~2014年1月31日に出荷された組付車両不明の部品、966個も対象となる。

今回のリコールでは、エンジンの補機駆動ベルト用オートテンショナーにおいて、取り付けフランジ部の形状が不適切なことが発覚。そのため、オートテンショナーのベアリングが経年変化で摩耗し、高負荷運転を繰り返した場合にフランジ部に亀裂が走り、破損。補機駆動ベルトが外れ、ステアリング操舵力が増大するとともに、バッテリー上がりやオーバーヒートに至るおそれがある。

改善措置として、全車両、点検の上、補機駆動ベルト用オートテンショナーが対策前品の場合は取り付けボルトとともに対策品と交換する。

不具合は113件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産、第3世代e-POWER向けエンジンに世界初技術…コールドスプレー工法バルブシート採用
  2. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  3. あさひ、通勤向け電動アシスト自転車「OFFICEPRESS-e」モデルチェンジ…安全性と整備性を向上
  4. スバル『アウトバック』新型、約515万円から…年内米国発売へ
  5. ジープ初の1.6リットルターボハイブリッド搭載、SUV『チェロキー』新型が四角い新デザインで登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る