ロールスロイスが開発を進める、ブランド初のクロスオーバーSUV『カリナン』(コードネーム)が、今夏後半にも顧客対象に先行プライベートデビューする可能性が高い事が判明した。
CEOであるTorsten Muller Otvos(トルステン・ミュラー・エトヴェシュ)氏が、「ベントレー カリナンは明らかに2番。世界最高は我々だ」とまで語る「ハイボディカー」は、『ファントム』に酷似したフェイスを持ち、高く水平なルーフラインが特徴だ。このボディスタイルにより後部には余裕のヘッドルームを持ち、大きなカーゴエリアにはルイヴィトンのトランク、バッグ一式が入ると豪語している。
パワートレインは、6リットルV型12気筒エンジンを搭載。最高出力は600psを叩き出す。ハイパワーだけでなく、“マジックカーペット”サスペンションにより、地球上で最もスムーズなSUVになるとも伝えられる。
コックピットには、LEDバックライト付き12.3インチのワイドディスプレイ、センターコンソールにはコマンドダイヤルを装備する他、高解像度ヘッドアップディスプレイ、WiFiホットスポットを搭載する。運転支援システムでは、アクティブクルーズコントロールや歩行者警告、車線変更警告などがファントムから継承されるだろう。