三菱マテリアルグループ、自動車用焼結部品などで新たに品質データ偽装が発覚

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三菱マテリアルは、グループ会社3社で新たに品質データの改ざんが発覚したと発表した。

同社はグループの三菱電線工業、三菱伸銅で製品のデータ書き換えなどの不正を公表していた。今回、新たに三菱アルミニウム、立花金属工業、ダイヤメットの連結子会社3社が不正な製品を出荷していたことが明らかになった。

三菱アルミニウムは、日本規格協会から2017年12月25日付で、ISO9001の一時停止措置を受け、日本品質保証機構から2018年1月12日付でJIS認証を取消しの措置を受けた。これを受けて2017年12月25日から2018年1月28日まで、三菱マテリアルが特別監査を実施した結果、新たに一部製品で不適合品を出荷した事実が判明。不適合品の出荷を停止した上で、納入先への説明を開始している。

また、三菱アルミニウム子会社で、同種の製品を生産し、JIS認定品の出荷もある立花金属に対して特別監査を実施したところ、不適合品を出荷していたことが判明。現在、立花金属は不適合品の出荷を停止した上で、納入先に説明している。両製品とも現時点で、安全性に問題が生じる事案は確認されていないとしている。

さらに、ダイヤメットは過去に発生した品質問題の再発防止に取り組んでいるが、1月24日に社員通報窓口に対して、検査データの偽造の通報があり、ダイヤメットの関係者にヒアリング調査を実施した結果、自動車用焼結機械部品などについて、不適合品が出荷されていることが判明、特別監査を実施している。

三菱マテリアルでは、今回の状況を受けて、他の拠点において品質問題が無いことを再確認するため、2月からグループ会社の約120の製造拠点に対する実地での臨時品質監査を開始しているとしている。

《レスポンス編集部》

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