今年は大活躍:大型除雪車から手押し式まで…ゆきみらい2018 in 富山

自動車 テクノロジー 安全
ラドックの多機能小型車両
ラドックの多機能小型車両 全 17 枚 拡大写真

「ゆきみらい2018 in 富山」の除雪機械展示・実演会では、除雪車や融雪剤の散布車など除排雪に関するさまざまな機器、重機、特装トラックが見られる。大型のものになると、自治体や空港など限られた用途となるが、家庭用も想定した除雪機なども展示されている。

矢野口自工という会社が展示していたのはドイツのラドック社の多目的車両。アタッチメントを交換すれば、除雪以外に草刈、整地、路面清掃、植木の剪定などさまざまな用途に利用できる。じつはこの車両、4輪操舵が可能だ。前後を同相、逆相で操舵できるので、斜め走りや信地旋回のようなことができる。狭い場所での除雪や作業に力を発揮しそうだ。

大型のものは、日本除雪機械製作所と新潟トランシスらがロータリー式除雪車を展示していた。豪雪地帯で見かけるスパイラル上ののこぎり刃状のもの(リボンスクリューというらしい)が雪を掻き込み、上に吐き出すタイプだ。大きさも道幅に合わせて1m、1.3m、1.5m、2m以上と、いくつかのボディサイズがある。

小型のものは手押し式の除雪機もあった。芝刈り機のような形状でバッテリーで動くもの、エンジンで動くものなどがある。店舗や一般家庭での利用も考えらえているので、バッテリー式の値段は30万円を切るくらい。エンジン式が40万円で(ともにバケットで雪をよせるタイプ)、リボンスクリューのついた本格的なものは300万円を切るくらいで、ほぼ乗用車1台分の値段だそうだ。

《中尾真二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  2. フォード『ブロンコ』が60周年、初代をオマージュした記念パッケージが登場
  3. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  4. ホンダ『シビック』の顔が変わる! 英国版のグリルとバンパーが新デザインに
  5. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る