路肩を歩いていた高齢女性、バックで進行の除雪車にはねられ死亡

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道路沿いの駐車場からバックで進行してきた除雪車(大型重機)が後方を歩いていた高齢女性を直撃した。除雪車の運転者は後方に人が歩いていることを認識していなかったという。

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12日午前10時10分ごろ、宮城県加美町内の町道を歩いていた高齢女性に対し、隣接する駐車場からバックで進行してきた除雪車(大型重機)が衝突する事故が起きた。女性は死亡。警察は運転者を逮捕している。

宮城県警・加美署によると、現場は加美町一本杉付近で片側1車線の直線区間。除雪車は道路沿いの駐車場に雪を捨て、バックで町道へ戻ろうとしたところ、路肩を歩いていた87歳の女性をはねた。

女性は近くの病院へ収容されたが、全身強打が原因でまもなく死亡。除雪車を運転していた同町内に在住する69歳の男にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑で逮捕している。

逮捕された男は町から委託を受けて町道(車道部)の除雪作業を行っていた。事故当時の現場では弱い雪が降っており、積み上げられた雪によって駐車場から町道方向への見通しが悪くなっていたという。警察の聴取に対して「後方に人がいることに気づかなかった」などと供述しているようだ。警察ではバック時の安全確認に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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12日の宮城県内は上空へ流れ込んだ強い寒気の影響により、大雪に見舞われた。
普段は除雪が必要なほど雪が積もらない場所でもその必要が生じたが、今回の現場もそのひとつだったという。

《石田真一》

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