大阪・小走石油、破産申請へ…エコカー普及で売上減少

自動車 ビジネス 企業動向

東京商工リサーチによると、大阪・堺市でガソリンスタンドなどを経営する小走石油が2月7日、事業を停止し、破産手続きを開始した。負債総額は12億0994万円。

小走石油は元禄年間(1688年~1704年)に具足屋の屋号で貿易ならびに廻船問屋として事業を展開し、植物油の製造販売も手掛けていた老舗企業。現在は石油製品の小売・卸を主力とし、1997年3月、車買取専門店ガリバー堺泉北店をオープン。1999年12月には中古クラブ専門店ゴルフパートナー深井駅前店をオープンし、2001年12月期の売上高は約27億5000万円を計上していた。

しかし、エコカー普及などの影響によりガソリンスタンドの売上高は低下。個人消費の低迷も加わり、中古自動車販売やゴルフクラブ販売も伸び悩んでいた。また、出店資金や運転資金を借入金に依存していたため、業績不振により資金繰りが逼迫。2018年2月に入り臨時休業の貼り紙をして、連絡が取り難い状況が続いていた。そうした中、2月2日の決済資金が確保できず、資金繰りが限界に達したため今回の措置となった。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ムラーノ』、「プロパイロット」搭載でハンズフリー運転が可能に…米2026年モデル
  2. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
  3. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  4. Singerのポルシェ911カレラクーペ、日本初公開へ…420馬力フラット6搭載
  5. レクサス最高峰が6輪のミニバンに!? トヨタの挑戦的フラッグシップ戦略に「この迫力とデザインはえぐすぎる」の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る