DIATONEのユニットサブウーファー[カーオーディオ 製品選び]

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
DIATONE・SW-G50
DIATONE・SW-G50 全 1 枚 拡大写真

カーオーディオをより深く楽しんでいただくために、製品選びの“傾向と対策”を解説している。現在は「ユニットサブウーファー」について話を進めている。今週からは国産ブランドの製品傾向について考察していく。

今回取り上げる国産ブランドは、「DIATONE(ダイヤトーン)」だ。

ところで、先週までの当コーナーで解説してきたように、「ユニットサブウーファー」は製品バリエーションが非常に多い。ユーザーは、好みの製品を選び放題、という状況にある。しかしながら実は、製品バリエーションが豊富なのは、海外ブランドにおいてのみの傾向だ。海外では日本国内よりも“SPL競技(音圧競技)”が盛ん、ということも理由の1つとなっているのだろう。ほとんどのブランドが、グレード違い、サイズ違い、タイプ違いと、さまざまな製品を用意している。

対して国産ブランドはどこも、製品を厳選している傾向が見て取れる。今回取り上げる「DIATONE」もしかりだ。「DIATONE」の場合は、ラインナップしている「ユニットサブウーファー」は『SW-G50』(税抜価格:8万円)のみである。

ちなみに口径は約25cm(約10インチ)。ドアに取り付けるスピーカー(ミッドウーファー)のサイズは約17cmが主流であり、「DIATONE」のスピーカーもすべて17cmクラスだが、そのサイズのスピーカーとの相性が良い口径が、ちょうどこのくらいと言われている。自社製品との相性を考え、さらには一般的にももっとも需要の高いサイズのモデルに絞って開発された、ということであろう。

そして『SW-G50』は当然ながら、口径のみならずその他の部分でも、「DIATONE」スピーカーとのマッチングを考えて設計されている。象徴的なのは振動板素材だ。他のスピーカーと同じく、「DIATONE」が独自に開発したスペシャル素材、“NCV”が採用されている。素材が同じであると、サウンドの一体感が出しやすくなる。もっとも同社はこの“NCV”の性能に対して絶大なる自信を持っている。であるので、これ以外の素材を採用する理由はないのだが、とにもかくにも“NCV”が使われていることで「DIATONE」スピーカーとの相性は抜群だ。反応の速い振動板であるので、全帯域にわたってキレ味の鋭い、かつ密度の濃いサウンドが楽しめる。

今週はここまでとさせていただく。次週も『SW-G50』についての解説を継続する。お楽しみに。

【カーオーディオ】製品選びの“傾向と対策” Part.4「ユニットサブウーファー編」その3 「DIATONE」の場合

《太田祥三》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 第3世代e-POWERの日産『キャシュカイ』が無給油で英国縦断! その実力に日本導入への期待高まる
  2. 日産『リーフ』新型、米国EV最安値の約440万円から…今秋発売へ
  3. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  4. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  5. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る