一般オーナーたちの自慢の旧車、選ばれし10台…ノスタルジック2デイズ

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いすゞベレットGTR(1969年)
いすゞベレットGTR(1969年) 全 43 枚 拡大写真

当イベントの目玉のひとつとなっているが、恒例の「選ばれし10台」。『ノスタルジックヒーロー』と『ハチマルヒーロー』両誌で一般公募し、選出されたオーナー車両を展示した。

会期初日には会場内を順に走行入場し、オーナーインタビューが行われた。各車両の周りは黒山(くろやま)の人だかり。市井の一般オーナーたちがどんな旧車をどんな想いで乗っているか、興味津々でギャラリーが見守った。

以下はそんな、大切に乗られている旧車10台プラス、バイク1台を紹介しよう。

●いすゞベレットGTR(1969年)

国産GTカーのパイオニア。30年近く不動だったが、その間も納税してシングルナンバーを維持。2016年に大修理を施して路上復帰を果たした。ゴム製グロメットが劣化していたため、ゴム丸棒から旋盤で切削加工してパーツを作っている。

●ダットサン・ロードスター2000(1968年)

並行輸入ではなく、サンフランシスコに在住していた93年に入手。SP/SR/Z-carのレストアの第一人者といわれるLes Cannaday氏の手によってレストアされた完璧(かんぺき)な1台。ステアリングをダットサンコンペに、2点式シートベルトを3点式に変更している。

●マツダ・ロードスター RS(1999年)

内装のシートカバーとホイール以外はノーマル状態。素性の良さを利かしつつ、女性オーナーらしくCABANAのモノトーンでシンプルなおしゃれ感を演出している。毎日、通勤からドライブまで乗っているという。

●トヨタ・カローラレビン3ドアGT-APEX(1986年)

28年前に4年落ちのワンオーナー車として入手。6年前にレストアを実施した。変更点はRS・RのサスとKYB4段ショック、フジツボレガリス(単筒)のマフラー、ナルディGARA3のステアリングなど。

●ロータス・ヨーロッパスペシャル(1973年)

外装、内装、足回り、エンジンルームなど、ほぼ新車時の状態を保持。特にボディは45年前の新車時の塗装のままで、部分補修なども行っていないという、完全オリジナルな奇跡のような個体。

●日産Be-1キャンバストップ(1987年)

限定1万台で発売されるもあまりの人気の高さから7か月で完売し、中古車が新車価格を上回るという逆転現象まで起きた、パイクカーの先駆け。この個体は様々なオプションが取り付けられており、無改造車でもある。

●トヨタ・カローラ5ドアセダンZX(1985年)

5代目『カローラ』のみに設定された5ドアセダン。オールフラットシートを採用しており、車中泊も楽々。1600ccの「AE82」だが、「4A-G」型ではなくシングルカムの「4A-E」を搭載。燃費が良く、走りは力強いという。

●トヨタ・カローラレビンGT(1978年)

1978年4月に三元触媒とO2センサーを搭載して当時の排ガス規制をクリアしたモデル。79年3月に次ぎの「TE71」型がデビューしているため、生産台数が少ない。フロント車高調とブレーキ、リアショックは「AE86」用を流用。「サニトラ」用のブロック+Uボルトを使用してローダウン化している。

●ホンダZ GSS(1973年)

Bピラーが存在しないハードトップスタイルの『Z』。ツインキャブのエンジンは36馬力を発生。「GSS」グレードは5速MT仕様だ。親戚(しんせき)にあったものを譲り受けて、ショップでレストア。想像以上の状態となり、満足して乗り続けている。

●ダイハツ・ミゼットDKA(1959年)

丸ハンドルはたまに見かけるがバーハンドルは初期仕様のため、現在ではほとんど見ることができない希少タイプ。無改造車。昨2017年の購入以来、様々な場所に出かけるが、どこに行っても注目の的だという。

●スズキGS1200SS(1981年)

青白のボンネビルタイプの外装と丸目2灯ヘッドライト、ブレンボキャリパー、スリット入りブレーキローターを採用。足回りは黒とシルバーでまとめている。リアショックはオーリンズで黄色のバネにするなど、リアサスがバイクの存在を引き立てている。

《嶽宮 三郎》

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