TKCは20日、兵庫県姫路市と神姫バスの協力で、姫路市内においてマイナンバーカード(公的個人認証サービス)を活用したバス優待乗車の実証実験を行った。
この取り組みは総務省の「公共交通分野におけるマイナンバーカードの利活用実現に向けた諸課題に関する調査研究」事業の一つとして実施した。今回の実証実験では高齢者などを対象とした優待乗車パスとしての活用を想定し、27名の市民モニターが実証実験用のマイナンバーカードを使って、バスへの乗車および降車などを体験した。
TKCでは、この実証実験を通して、市民に身近な移動交通手段であるバスの乗降にマイナンバーカードを利用する効果や技術課題などの検証を行うとともに、今回の実証を通じてマイナンバーカードが様々な場面にて利用可能であることの認知拡大を図り、今後の取得促進につながることを期待しているという。