英国LEVC(ロンドンEVカンパニー)が、2017年のフランクフルトモーターショーで発表した次世代電動タクシーの派生モデルとなる商用バンを、初めてカメラが捉えた。
一見ロンドンタクシーの新型に見えるが、リアドア以降がカスタムされパネルバンタイプとなっている。ルノー『カングー』サイズのEV・コマーシャルトラックというイメージだ。
次世代ロンドンタクシーは、親会社の中国ジーリーと共同開発され、ボルボの電動パワートレーンシステムと新しいEV軽量プラットフォームを採用している。「eCity」と呼ばれる高度な電動パワートレインを持ち、発電用小型エンジンを搭載する。バッテリーの残量が減少すると、発電用エンジンからモーターに電力を供給しつつ充電する仕組みだ。最大航続距離は700kmを目指し開発を進めていると言う。
ロンドンタクシーの特徴である、四角いグリルやLEDデイタイムランニングライト付き円形ヘッドライトはそのままに、EVならではの出で立ちにカスタマイズされる。
ワールドプレミアは、2018年秋が有力だ。