フォルクスワーゲングループは2月23日、2017年通期(1~12月)の決算を公表した。
同社の発表によると、アウディやセアト、シュコダなどを含めたグループ全体の総売上高は、2306億8200万ユーロ(約30兆3000億円)。前年の2172億6700万ユーロに対して、6.2%増加した。
また、2017年通期の純利益は、113億5400万ユーロ(約1兆4915億円)。前年の51億4400万ユーロに対して、2.2倍の増益を果たす。
大幅な増益となったのは、好調な新車販売とコスト削減の効果による部分が大きい。2017年の世界新車販売は、1077万7000台と、ルノー日産三菱アライアンスやトヨタを上回り、世界一に。前年比は3.7%増と、2年連続で前年実績を上回った。
フォルクスワーゲングループ取締役会のマティアス・ミュラーCEOは、「優れた財務実績が強力な基盤になる。自信を持って中期経営計画を進めていく」と述べている。