ダイムラーがAIでユーザー動向を予測、イスラエル新興企業に出資…MWC 2018

自動車 テクノロジー ネット
ANAGOG社のプレスカンファレンス(MWC2018)
ANAGOG社のプレスカンファレンス(MWC2018) 全 1 枚 拡大写真

ダイムラーは2月26日、スペインで開幕した世界最大規模の携帯通信関連見本市、「MWC 2018(モバイル・ワールド・コングレス2018)」において、イスラエルのスタートアップ企業、ANAGOG社に出資すると発表した。

ANAGOG社は2010年、イスラエルに設立。現在、テルアビブに本拠を置く。携帯電話のさまざまなセンサーを利用して、ユーザーの行動を直接分析するソフトウェアを開発。人工知能(AI)に基づいて、将来のユーザーの動向を予測している。

ダイムラーとANAGOG社は2017年9月、「EQレディアプリ」をドイツ市場に導入。このアプリは、ユーザーがEVやプラグインハイブリッド車(PHV)などの電動車に乗り換えることを支援する。このスマートフォン向けアプリは、ユーザーのドライブ行程を記録。これを電動車で走行した場合と、比較できる。

メルセデスベンツ乗用車部門のSabine Scheunert副社長は、「顧客にとってだけでなく、すべての携帯電話のユーザーに、最高のデジタルサービスを提供したいと考えている。ANAGOGへの出資は、この目標達成に一歩近づくもの」と述べている。
3月13日開催 若手技術者応援セミナー【無料】5G×クルマ MWC 2018最新報告はこちら。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  5. メルセデスベンツ、3年間で40車種以上投入へ…次期『Cクラス』は2026年春生産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る