ルノーは、3月にスイスで開催されるジュネーブモーターショー2018において、小型EVの『ゾエ』(ZOE)の改良新型モデルを初公開すると発表した。
ルノー ゾエは2012年後半、フランスで発売。欧州Bセグメントに属するコンパクトな5ドアハッチバックEV。フランスを中心に、欧州主要国で販売されており、2017年も欧州最量販EVの座に君臨した。
ジュネーブモーターショー2018では、ゾエの改良新型モデルがワールドプレミアされる予定。EVパワートレーンは、モーターを強化。新型モーターは、「R110」型と命名。従来の「R90」型と大きさや重量は同じでありながら、最大出力は16hp引き上げられ、109hpを獲得する。23kgmの最大トルクは変わらない。
強化されたモーターの効果により、ゾエの改良新型モデルは、80~120km/hの加速タイムを、ほぼ2秒短縮。とくに都市部の郊外を抜けたシーンで、力強い走行性能を発揮する。
また、改良新型モデルでは、最新のコネクティビティを搭載。「アンドロイド・オートforゾエ」として、グーグルの「アンドロイド・オート」と連携したルノーのコネクティビティ、「Rリンク・エボリューション」が利用可能に。ゾエのマルチメディアスクリーンに、さまざまなアプリのアイコンをスマートフォンのように表示できる。